HiHi Jetsに青春を感じる話

 

DIVE!!とオートリバースを同時期に摂取した結果、このテーマで書かなきゃいけない衝動に駆られて書いています。

 

 

早速本題に入る前にオートリバースとDIVE!!について書かせてください。興味のない方はざざーーーっとスクロールしてください。

 

 

 

まず、オートリバースについて。

ディレクターズカット版が公開になり、またしてもこのコンテンツと向き合わなければいけないのか...と嬉しいような身構えたような気持ちでした。昨年12月に公開されたオートリバースを聴いた後は、はてブが書けず...。まとまらなすぎて。今またオートリバースに向き合える気持ちになったので書いてます。

 

 

とりあえず私が聞いていて気になったポイント3つを書かせてください。

 

 

 

「オニヤンマの目」

直が高階ってオニヤンマと同じ目の色してるって言うシーン。「オニヤンマの目って生きてる時だけエメラルドグリーンで死んだらなぜか黒くなるんだ」という直に、「じゃあさそれって魂の色なのかも、だって死んだら消えるんだろ?魂ってきっとエメラルドグリーンなんだ」という高階。私このシーン大好き。2人が向かい合って真っ直ぐ目を見合わせて話す様子が思い浮かびます。直が高階に心を開いていくのが読み取れるシーンかな。

 

でも直が心の中で「高階が死んだらこの綺麗な目も黒くなるのかなと思ったけど、そんなこと言ったら本当になりそうで黙った」といっているのを聞くと胸が苦しくなります。結末を知っているせいなのか、「死」というものに1話目から向き合う耐性がない。

 

その後も、同級生に殴られた直に誰にやられたんだ、本当のこと言えよと問い詰める高階のシーンで「高階の青くて(蒼くて)真っ直ぐ目に耐えられなくなって学校であったことを話した」と言っていたり、直がヒメとのことがバレて親衛隊を抜けることにしたことを高階に話すシーンでも「高階の目はオニヤンマと同じエメラルドグリーンだった」と言っていたりします。

 

直の中で高階の存在はいつも綺麗な瞳でまっすぐ前を見る憧れの存在だったのかなと思いました。同時にその目を見ると見透かされているような気持ちにもなっていたのかな。直にとって高階は自分にはないものをたくさん持っているから、自分への劣等感を抱かずにはいられない存在だったんだろうと思います。

 

 

 

イカロスの翼」

お茶会に行った後、電車の中で直が高階に話すシーン。ギリシャ神話でイカロスが父から「蝋で固めた羽が溶けてしまうから太陽に近づいては行けない」と言われたのに自らを過信し太陽に近づき墜落死してしまう話。でも詳しく調べると太陽に近づきすぎないようにというだけではなく「蝋が湿気でバラバラにならないように海面に近付きすぎてはいけない」という教訓も含まれているそうです。

 

私は高階が太陽=小泉今日子に近づきすぎたせいで羽が溶けてしまう、つまり亡くなってしまうという意味と、いつも自分に自信がなく謝ってしまう直に、自己否定の気持ちに負けて、海面に近づきすぎてしまわないように、落ちてしまわないように、という意味があるのかなと思いました。2人の間にはずっと死の影がある。切ない。そして、大好きな小泉今日子に会えた直後にこんな哲学的なことを考える直を見ると、彼の博学さや思慮深く俯瞰的な性格を感じます。

 

 

 

バタフライエフェクト

直とヒメが一緒に山手線をグルグルしたシーンで出てきたバタフライ効果とも言われる現象のこと。ある米国の気象学者の「ブラジルの1匹の蝶の羽ばたきがテキサスで竜巻を引き起こすか」という講演の演題に基づくそう。意味を一言で言うと、儚げで弱そうなものに見えるのでも、大きなものを生み出し得る力があるということ。もしくは、偶然と偶然が重なって大きなものを動かす力になるということ。

 

私は直とヒメが親衛隊に対する不信感や恐怖を抱き始めていて、その後どんどん親衛隊は崩れて行ってしまうから、直やヒメのような小さな存在であっても大きな存在つまり親衛隊を動かす力になるってことを予見してるのかな、なんて考えました。

 

このシーンも、私は好きです。「ヒメの深呼吸はそのうちアラスカかどこかの風になるんだろう」という直の表現が美しくて好きです。直は自分の好きな人、高階、小泉、ヒメに向き合った時の表現がいちいち綺麗だなと思います。

 

そして、ここにあげた3つはどれも鳥や翼に関係することなのは多分偶然ではない、作者の意図を感じます。

 

 

 

 

もう一つオートリバースを語るのに忘れてはならないのはドラゴンフライの存在。以前に書いたはてブでもドラゴンフライの歌詞解釈したんですけど、今回は2番をしたいと思います。

 

もし1番が気になった方はこちらで。私はドラゴンフライを直の気持ちを歌った歌詞だと考えているんですが、なぜそう思ったか書いてあります。

 

siisan930.hatenablog.com

 

 

ディレクターズカット版には2番まで入っていないのですが、Twitterで上がっている2番の歌詞を参考にさせていただいています。

 

一言で言うと2番は高階の死から数年、あるいは数十年経った後の直の気持ちかなと私は考えています。

 

 

僕はここ まだ誰にも嘘をつけずに

直目線の曲なので「僕」は直のこと、「ここ」とは今現在直が生きている世界のこと。

「誰にも嘘をつけずに」これは嘘をつく、つまりまだ器用に周りに合わせて時には嘘をついて自分を誤魔化すことが出来ずにいる直のことを言っているのかな、と思いました。

 

 

君はどこ 見上げる空の色を変えて

「君」とは高階のこと、どこにいるんだよ高階と呼びかけてる感じかな。

「見上げる空」これは直が見ている空つまり景色のこと。

その色を変えてということなので、高階が隣にいてこの景色を変えてくれよって言ってるのかな、と思いました。

つまり直は困った時うまくいかない時、高階がそばにいてくれたらなんて言うんだろうって考えているんだと思いました。

 

 

恋をした僕らトンボ それを愛とも知らないで

恋をしたのは直と高階。

「愛とも知らないでいた」これは小泉今日子に恋してたな、と回想している感じかな。

夢中になっていた時には分からなかったけど振り返ってみるとあれは恋であり愛であったんだ、と思っている感じ。

 

 

恋をした僕らトンボ それを永遠とも知らないで

「永遠とも知らないで」 これは直が抱いてた高階への気持ちが、かな。

恋や愛は冷めてしまうことがあるけど、直にとって高階は小泉今日子への恋を共有し、愛を語った存在で、多分一生変わることのない存在。

高階は死んでしまったから、皮肉にも直の中にはずっと綺麗なままの高階が生きていてそれは冷めることがないから、永遠なのかな、と。

同じく高階にとっても17年生きてきて彼が関わった人の中で直がきっと1番の友達であり親友であり続けるはずだから、更新されることはないから、永遠なのかな、と。

 

 

2番を聴くと直は高階の死を受け入れてそれを前向きに捉えられているのかな、と私は思います。

現状多分直の生きる世界はずっとうまくいかないことが続いてて、それでもふと空を見上げて高階何してるかな、助けてくれよって話しかけられるくらいの余裕ができたのかな、と。

 

どこにも居場所がないともがいていたけど、高階と見つけたアイドルや親衛隊という居場所はずっと直の中にあって彼を奮い立たせる力になっていくのかな、と。

私は基本ハッピーエンドが好きなので、こういう解釈になりました。

 

 

オートリバース、そしてドラゴンフライに楽しまされ、悩まされ、泣かされ、本当に感情の忙しい日々でした。猪狩くんと作間くんの2人が直と高階を演じたこと、現役高校3年生の時に演じられたことは本当に素晴らしいことだなぁと改めて思います。

普通に2人がアイドルとしてではなく、同級生として出会っていたら、こんな姿があったのかな、とポスターを見る度にちょっとだけ悲しくなったりします。めんどくさいオタクでごめん。でも2人がアイドルやっててくれて本当に嬉しい、ありがとうの気持ちでいっぱいです。いつか2人がもっと大人になった時、オートリバースを聴き直してこんなん撮ったよなって笑い合ってくれていたらそれって最高だな~って思います。

直と高階に幸あれ!はやくドラゴンフライをフルで歌ってくれ!!

 

 

 

 

さて、ここまでで約三千字なんですが、まだ本題には入れません。

次、DIVEの話です。ここからはさっきみたいに考察も解釈もなくただ思ったことをずらずら~と書いていきます。

 

 

ドラマ化を知ってすぐ原作を読んだんですけど、まず主人公3人のキャラクターの描き方が凄いですよね。そりゃこれまでたくさん映像化されている作品だな、という感じ。そしてその3人の個性をしっかり反映させられる瑞稀くんゆうぴ作間くんの3人もすごい。

 

特に瑞稀くんの配役は天才すぎる。自分でも言ってるよね、知季と同じようなことを悩んでいたことがあった、って。瑞稀くんはちょっと気弱で、でも本当は芯が強くて内に秘めたものを持つみたいな役ほんと似合う。まずあの瑞稀くんのキラキラした目がずるい。原作にも子犬みたいな目が気に食わない、みたいな描写があるし、ピッタリじゃんって思ってた。

 

 

作間くんも、まじで見た目は原作読んだ人がイメージする要一そのまんまだと思う。そして性格も、与えられたことをちゃんと出来る技量とか、正確で無駄のないことが好きな所とか結構近いところあると思う。本気にならない奴が嫌い所は昔の尖ってた作間くんと似ていると思う。

 

 

そして、ゆうぴも。ゆうぴが飛沫か!って思ってたけど、日に日に飛沫に近づくゆうぴを見てゆうぴの幅の広さを知りました。似てるのは眉毛の太さぐらいって本人は言うけど、ずっと1人で海に飛び込んでて突然プールに連れて来られた飛沫と、ずっと野球一筋でやってきて急にジャニーズに入ったゆうぴはどことなく私の中で被ります。環境の変化に順応しきれない不器用さとか、でも仲間思いな所とか、本質をついてる配役だなって今更ながら思う。

 

 

DIVE!!を読む限り、この3人の友情も見所だと思うからこれからどんな展開になっていくか楽しみだな~!!!青にDIVEが良すぎて毎日聴いてます!!

 

 

 

 

 

さて!ついに本題です!!

HiHi Jetsに青春を感じる話。

そもそも青春とは、と思って調べたんだけど、

 

青春とは、元は春を表す言葉である。二千数百年前の古代中国における陰陽五行思想では、「春」には「青(緑)」が当てられる。同様に、「夏」を「朱(赤)」、「秋」を「白」、「冬」を「玄(黒)」に当て、それぞれ「青春(せいしゅん)」、「朱夏(しゅか)」、「白秋(はくしゅう)」、「玄冬(げんとう)」という。これらは季節を表す言葉である。また、陰陽五行思想において、「春」は15歳から29歳を表す。これらの意味が転じて、日本では特に「青春」について人生における若々しく元気で力に溢れた時代を指すようになった。

だそうです。(Wikipediaってなんでも教えてくれる、すごい) 

 

青春って元々は季節を表す言葉からきているんですね。そして春は青なんだ.....。

 

私がHiHi Jetsに青春を感じる1番の理由は、彼らが彼ら自身を作りあげていく、発展途上な感じがするから。未完成な感じ。ライブを自分たちの手で一から作ったり、売れるためにどうしたらいいかって話し合ったり、彼らが今から達成しようとしていることに対する向き合い方に青春を感じます。めっちゃ回りくどい言い方したんだけど、結局頑張っている彼らを見てると応援したくなる、これに尽きる。これはジャニーズ、特にジャニーズJr.を応援している人みんなが感じることだと思うんだけど、応援したいと思わせる力、未完成であるがゆえのちょっとした危うさ、みたいなものをバシバシ感じる。

 

 

あと単純に5人でいる時の雰囲気が青春。楽しそうだよね、本当に。

私はYouTubeHiHi Jetsに落ちた人間なので、HiHi JetsYouTubeがめちゃめちゃ好きなんですけど最近の推し(特に青春みを感じるもの)を紹介させてください。

 

 

youtu.be

タコネコヤギチーズピザゲームっていうカードゲームをするだけなのに独自ルールを追加しまくってひたすらわちゃわちゃするJetsたち。

YouTubeのスタッフさんにも教室の後ろでわちゃわちゃする男子って言われてる。

 

 

youtu.be

 

またしてもカードゲーム。喋らずに1から100までの数字を並べるゲーム。

単純なゲームなのにこんなに面白くできるHiHi Jets天才。作間くんの前衛的な感情表現に注目。

 

 

youtu.be

こういうクラスの一軍男子いたよね。もしくはイケてる一個上の先輩。怖すぎて近寄れないけど、体育祭とかで話すとめっちゃ優しかったりする。

測定する前に各々の知識を持ち寄ってすぐ全員で実践するHiHi Jets組織力の高さが大好きです。

 

 

youtu.be

 

自分たちの好きなものを100個ランキングする企画。ゲームアニメ漫画、普通の男子っぽさが出ていて好きです。

同じものにハマったり、おすすめされてハマったり、グループ内で共通の流行り物が生まれる彼らの仲の良さがわかる。

 

 

youtu.be

新国立競技場でのライブを実現させるため大谷翔平選手がしていた目標達成ノートをHiHi Jetsバージョンで書いてみようという企画。時々ふざけつつも真面目に話し合うHiHi Jetsさすがです。書記の作間くんが好き。

ここで言ってた個人仕事の時は絶対にHiHiの名前を出すっていう約束をしっかり守るみんながかわいい。

 

 

 

あと去年のサマパラの8/18(HiHiの日)島動画144本更新とかサイジョニとかもう超文化祭ノリすぎて笑いました。

 

j-island.net

 

朝9時に聞くゆうぴの「おっはようございまーす!!!!!」の縁起の良さよ。

そして猪狩くんの言う144文字のキーワードはもうそれほぼTwitterだから。

144本の中身もお伝えしたいけど流石に多すぎて無理なので気になった方は見てみてください。

個人的にゆうぴの草王子とユッシ、作間くんの苔らへんが好きです、天才。

 

 

j-island.net

 

HiHi Jetsのイケボ担当にこんなことさせるの頭おかしくて好きです。イケボの無駄遣い。文化祭の出し物か?

サマパラは彼らのおかげで成功してしたと言っても過言ではない。

オタクと一緒にカラオケ行けるようになったら絶対友達申請歌うので、これは必須です。

 

 

 

あと最近の彼らのオリジナル曲も青春みに溢れているなとも感じます。特にEyes of the future以降に発表したもの。

駆ける、サヨナラの方程式、ドラゴンフライ、青にDIVE。

爽やかで明るいメロディーにちょっと切ない歌詞の組み合わせ。大好きです。

 

そしてこれは超個人的な意見だけど、彼らの楽曲を聴くと青が思い浮かぶことが多いんです。

はいびーの時は青の衣装だから、ということもあるけど、青っぽいんです、とにかく。

 

駆けるの透き通るような青、サヨナラの方程式の夕焼けに混じる青、ドラゴンフライの海と空の青、青にDIVEのプールの青。

前述したように春に青色を割り当てたことが青春の語源になったように、HiHi Jetsには青色の楽曲が似合う、と思うんです。

 

 

 

HiHi Jetsの好きなところ紹介になってしまいましたが、彼ら自身が自分たちのことを1番好きで居心地が良くて一緒にいるのが楽しい、集まるとわちゃわちゃして騒がしい、そういう雰囲気が大好きだということです。

青春からどんどんと離れて行ってしまう私ですが、彼らを見ていると一緒に青春を楽しんでいる気分になれるし応援したくなる。

 

アイドルしてる彼らはもちろんキラキラしてるんだけど、素の彼らもいっつも楽しそうで、5人でいる時間が本当に大好きなんだろうなと思うから、これからもずっとそういう関係性でいて欲しい。

 

オートリバースは4/25までディレクターズ版が配信、DIVE‼︎は毎週水曜深夜0時に放送、YouTubeは毎週日曜20時に更新されますのでぜひ見てみてください。

 

いつも以上にまとまりのない文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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